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書庫的ななにか

Archive2015年01月 1/1

リアルとリアリティとフィクションの境界線

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 ここ最近、「SHIROBAKO」というアニメを毎週逃さず見ています。 普段アニメをまったくといっていいほど見ないぼくなんかが説明するまでもないとは思うのですが、一応説明しますと、「SHIROBAKO」というのはアニメの制作会社が舞台になっているアニメであって以下公式ページをご参照のこと。 ま、とにかく、みんなでがんばってアニメを作ろうぜってアニメなわけです。 舞台がアニメの制作会社なので、当然巨大ロボットで宇宙か...

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はっぴいなにゅういやあ

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 新年明けましておめでとうございます。 昨年は大変お世話になりました。 本年もよろしくお願いいたします。   * さて、上の文章を更新しているとき、すなわちぼくの時間軸では現在一月一日なわけで、明けましておめでとうと言ってもなにもおかしくはないわけなのですが、みなさまの時間軸ではいま何月何日なのでしょうか。 え、一月二十二日? もう一月の後半? ……どうやらぼくとみなさまの時間軸には多大なる乖離が見...

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Wonder World

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   Wonder World 私はアース。 量子並列演算型総合管理システム。 私は神。私を作った人間たちはそう呼んでいた。これは神のようなシステムだと。地球は再び神の手に託された。そう、私の手に。いい気分。『いい気分、ではない』 自己モニタが言う。自己モニタは私の一部でありながら私とは完全に独立した機構、システムを持っている。要するに、私の監視役だ。『おまえ、つまり私は、重大な使命を持っている。それが、いい...

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Space Girls

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   Space Girls いつの時代にも社会のなかでうまくやっていけないやつはいる。おれがそうだ。 生まれは平凡だった。どこかで道を踏み外し、平凡には生きられず、おれは住む家もなく食うものにも困るような浮浪者ともいうべきものになった。 昔はよかったと、年を取った浮浪者仲間のひとりが言っていた。「昔は、なんといっても町というやつがまだ乱雑でな。雨をしのげるところが至るところにあったし、だれも通らないような...

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Secret Sisters

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   Secret Sisters 自分の目で自分の姿を見るのはふしぎな気分だった。 月子は陽子が座っている姿を見ていて、その姿を見ている月子の意識は陽子であり、陽子として座っているのは月子だった。 鏡では毎日自分の顔を見ていたが、こうして客観的に自分の姿を見るのはなんだか眩暈に似た感覚になる。なにがちがうんだろうと月子/陽子は考え、鏡では常に自分と目が合うのに対し、いまは自分の横顔やこちらに視線を向けていない...

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Naked Slumber

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   Naked Slumber だいたい、おれは忘れっぽい性格だった。 出かければ至るところでいろんなものを忘れてくるし、よほど大切な用事以外の約束も結構な確率で忘れる。 その日、おれは恋人とのデートの約束を忘れていて――いや、ちゃんと思い出したのだ、待ち合わせ時間の十分後に――、そういうときに限って携帯の充電も切れていて、大慌てで待ち合わせ場所に向かい、デートの最中はもうひたすら謝り通しだった。 恋人はもちろ...

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Idoling

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   Idoling そもそもの問題として、勉強なんぞなんの意味があるのだと思う。 人間はもっとこう、自由に生きるべきではないか。だれかになにかを強制されたりせず、思うがまま、そう、まるで空を漂う雲のように生きるべきではないのか。そうすればあらゆる悩みから解放される気がする、と先生に言えば、先生は当然ため息をつき、正論を言う。「雲のように生きるのもいいけど、じゃあ、どうやって飯を食うんだ? 雲だって腹が...

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Enchanted

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   Enchanted 学校から帰ってきたら妹がダイナマイトボディになっていた。 なにを言っているのかわからないって? そりゃそうだろう、おれだってなにが起こっているのかわかっていないんだから。しかしなにかが起こっていた。 今朝まで、妹の繭はふつうだった。 ふつうというのはつまり、昨日や一昨日と同じで、繭は繭であり、それ以外のなにものでもないということ。繭は繭だった。おれより二歳年下で、小柄で、自分のこ...

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