FC2ブログ

書庫的ななにか

Archive2016年06月 1/1

有言実行

No image

 ちゃんと有言実行していきたいものですね、いろいろと。 というわけでまさかの今月三回目の更新。 前回の記事で書いていた長編をブログにアップしまして、お暇があれば目録のほうにリンクがありますのでそこから飛んでいただければと思います。 ちなみに長いです。すんません。分割でアップロードするか迷って、そういえば文章中にリンクを張る方法があったような、と思い一括で上げてから細かくリンクを張ろうと思ったのです...

  •  2
  •  0

やればできるんです。

No image

 どうです、びっくりしました? まさかの一ヶ月経っていない状況での更新ですよ。前回書いたとおり、やればできる子なんです。あるいはやればできるおっさんなんです。ふははは。   * いや、別に更新したからといっていいネタがあったわけではないのです。 これも前回書いたのですが、最近なかなか長編が書けていなかったので、今月の目標は長編を書くことに決めた結果、なんとか書き上がったのでそのテンションのままつら...

  •  0
  •  0

恒例になりつつありますが

No image

 もっとブログを書きたい、更新したいと言いつつきっちり一ヶ月のご無沙汰です。 なんでしょう、書く書く詐欺ならぬ書きたい書きたい詐欺というのでしょうか、その場合騙されているのはぼくなのか訪問者の方々なのかわかりませんが、ともかく今回もなにかしらひねり出してみます。  * このところ、なかなか長編が書けません。 昔はできる子だったんです。プロットを立て、そのとおりに書く、ということができる子だったんで...

  •  0
  •  0

始発電車

No image

     始発電車 セーラー服のなかに手を入れる。 亜以乃の身体がすこし震えているのがわかる。「寒い?」 夜明け。 気温はまだ低い。 朝焼けも、わたしたちの身体を温めるほどには強くない。 亜以乃は寝そべったまま首を振った。亜以乃の額に自分の額をこつんとつける。熱はない。それでも身体は熱い。わたしも亜以乃も向かい合って横たわっていたけれど、この夜のあいだ、眠った時間はほとんどなかった。 今朝旅立つ、...

  •  0
  •  0

ワイヤード

No image

     ワイヤード 他人の気配がする。 振り返るまでもない。 後ろからとことこと、ちいさな足音が聞こえてくる。「何度も言うけど」私は振り返り、言った。「ついてきても楽しいことなんかなにもないよ」 小学生くらいの女の子は澄ました顔で私の言葉を無視する。最初から聞こえていないように。「お姉さん、なにしてるの?」「歩いてるだけ」「どこに行くの?」「どこにも。適当に歩いてるだけだから」「なんで歩いてるの...

  •  0
  •  0

ノスタルジア

No image

     ノスタルジア 私の兄は人類最後の男性のひとりだった。 もちろん本当に最後、もっとも最近に生まれた男性だった、というわけではなく、男性が存在した最後の世代だった。 兄と私は年齢が離れていたから、兄がどういう気持ちで生きたのかは、私にはわからない。兄妹でそれほど深い話ができるようになる前に兄は死んだ。自ら命を絶った。その理由も、私は知らない。 兄は写真家だった。正確には写真家になることを目指...

  •  0
  •  0

せめては雲の上から

No image

     せめては雲の上から 昔小学校の体育館だった建物は、もう何十年も使われていなかった。 その長い期間のあいだにはいくつも嵐があったし、台風があり、地震があり、要するに様々な天変地異が襲いかかった結果、体育館の屋根はなくなり、まるで古代ローマの円形劇場のように壁だけが残っていた。 体育館の床だった場所は天井の残骸やどこからともなく現れて自生しはじめた植物で覆われていた。 しかし舞台として使われ...

  •  0
  •  0

アンプラグド

No image

     アンプラグド レンガの建物だった。 赤レンガのすき間から、名前も知らない雑草がふわふわと生えている。それがかすかに吹く風に揺れている。 この雑草にも、自分が知らないだけでちゃんとした名前があるんだな、と佑未はぼんやりと思う。 もっとも、いまではもうこの雑草の名前を知っているひとはだれもいないのかもしれない。植物図鑑をひっくり返せば見つかるかもしれないけれど、雑草に興味を持って研究している...

  •  0
  •  0